やり取りで気づいた中古車買取業者の多く使われている3つの交渉術

やり取りで気づいた中古車買取業者の多く使われている3つの交渉術

車を売ろうと思っていくつかの業者に査定を出しました。その査定のやり取りの中で、担当した営業の方にいくつかの共通があることがわかりました。私が気付いたその共通点についてのお話です。

中古車買取業者が使う交渉術

まず初めに、今回愛車を売ろうと思って何社か査定をする中で、査定担当者にある3つ共通点あることに気が付きました。
それは…

 

・上司の確認
・売主に金額を言わせる
・終わらない交渉

 

…の3つです。

 

一つは「上司の確認」です。
この上司の確認はないところもありましたが、ほぼほぼこの「上司への確認」というイベントが発生します。

 

実際にその「上司」がいて確認を取っているかは定かではないですが、金額を決めるタイミングでは必ずと言っていいほど「上司へ確認」を行ってきます。

 

ちなみにここで上司と称していますが、「本店」「本社」「本部」などと表現することもあります。
これは憶測ですが、この「上司の確認」というのは、営業担当者は売主の味方ですよ〜というアピールのようなものです。

 

そしてこの上司の確認を数回行われると、直接その上司の方と話した方が早いのではないか?という疑問を持ちます。

 

もう一つは「金額を売る側に言わせようとする」です。
まずは売り手の希望価格を把握するところから入り、その金額を少しずつ下げて少しでも安く仕入れようとしていることが伺えました。

 

最後一つは「話が終わってからも交渉してくる」です。
最終的に金額が提示されて、その金額では売れないと回答しても何かしらの理由をつけて交渉してきます。

 

中古車市場で敏腕な営業マンはこの上記の手法を相手に気づかれないようにさりげなくしているのではないかと思いました。


中古買取業者の主な交渉の流れ

これは担当する営業の方によって微妙に変わってくるものではありますが、一番多かったのはこのような流れです。

 

@売り手の希望価格を聞く
A査定開始
B希望価格を上司に確認
C金額を下げられないかの話
D下げた金額を上司に確認
EC〜Dを繰り返し
F最終的な金額のすり合わせ
G金額の折り合いがつかない場合は再度仕切り直して交渉してくる。

 

 …と大まかにはこのような流れになります。

 

Dの繰り返し部分は本当に面倒です。
相場、走行距離、次期、状態などを理由に希望金額を下げるように促し、上司へ確認して断られることを繰り返します。
正直…まだ続くのか…と思う業者もおりました。


車の査定を数社にお願いするのはかなりの労力がかかります。

私が今回車を売るためにいくつかの業者に査定をお願いしました。
一つの業者に査定してもらうのに概ね40分〜3時間(今回の査定実測時間です)かかります。

 

毎回毎回似たようなことを聞かれ、時間も費やしてかなり大変でした。
それに査定以外にも査定のスケジュールを決めたり、電話の応対など…
正直どこの業者に何を話したかを把握できなくなるレベルでした(笑)

 

特に普通に査定してくれる業者ならいいのですが、こちらが不快な思いをすることや、無駄に時間ばかりを取られる査定業者もおります。
※その業者についてはこちらに記載してありますので併せて読んでいただけたら幸いです。

 

 

 

 

ちなみに一括査定サイトというのがありますが、私は個人的にはあまりお勧めしないです。
理由としては…
申し込みをすると登録されている業者からものすごい勢いで電話、SMS(ショートメッセージサービス)、メールが来ます…

 

この電話のやり取りだけで疲れちゃいました…
こういった事の対応に長けている方なら問題ないと思うのですが、私はちょっと厳しかったです。
しつこい業者だと3分おきに電話かけてきますし、1つの業者と話をしているのにキャッチが鳴りっぱなしという状況も厳しかったです。

 

質問されることはさほど変わらないのですが、電話だけでも概ね1件当たり10分程かかります。
特にめんどうくさい業者ですと電話をかける人はテレアポで、そこから別の方に回されて、またそこから担当者に代わるというめんどうくさいシステムの業者もありますので、長いと15分以上電話対応でかかる場合もありました。

 

正直なところ…
電話だけでトータル2時間位費やしたと思います。

 

一括サイトの登録はその電話ラッシュをさばけるスキルが必要になってくると思いますので、そのスキルに自信のある方にはいいのかもしれません。


私がお勧めする査定業者

文中や他の記事でも推しているのですが、今回いくつかの業者さんの査定を受けてみて、1番よかったのはガリバーさんです!
申し込んでから査定の日時調整の電話が来るのは他の業者さんと変わらないですが、その電話も必要事項を最低限聞く程度でさほど時間もかかりません。

 

それに査定もスピーディーでした。
先程、「中古買取業者の主な交渉の流れ」で説明したような流れでではなく、本当に査定のみを行ってくれた印象があります。
それに一度も「上司に確認してきます」といったキーワードも出ることがありませんでした。
そして売主に希望価格を言わせることなく一発で査定金額を提示してくれたことにも好感を持っています。

 

ガリバーさんに査定していただいた時の話も記載してあります。詳しくはこちらをご覧ください。

 

 

ユーカーパック
もうひとつはユーカーパックです。
ここはユーカーパックの方が1回査定しに来て、その情報をもとにオークションに出店するというスタイルです。

 

当然ながら先程お話しした「中古買取業者の主な交渉の流れ」は一切なく、単純に査定日時の調整と、あとはオークション出店日の調整のみです。

 

オークション形式ですので、1回の査定で数社の提示金額がわかるのが魅力です。
しかしながらあくまでもオークションです。
提示金額は若干渋めの印象を受けました。

 

ですが何社にも査定をお願いする手間を考えたらこういったオークション形式の業者にお願いするのも非常に楽でいいと思います。

 

ちなみにオークション当日は登録したサイトのマイページから入札状況を確認することができます。
入札状況が確認できるのは非常によかったです。


やり取りで気づいた中古車買取業者の多く使われている3つの交渉術のまとめ

単に車を売ると言っても新しく買う車と同じ業者ですと下取りを安くされる場合があり、自分で買取業者を探すにしても業者選びと査定が大変です。
今回私はいくつかの業者さんに査定をお願いしましたが、かなり疲れてしまいました。

 

もし次に車を売る機会があった場合には、今回の経験を生かして、せめて2〜3社の業者に絞って査定をお願いするようにします。


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