雪の日の救出!雪にはまっていた車を助けに行った時の話

雪の日の救出!雪にはまっていた車を助けに行った時の話

関東では珍しく大雪が降った日の次の日、家を出て早々に雪ではまっていた車がいたので助けに行った時の話

関東で雪が積もるのは珍しい

毎年、1月を過ぎると、関東でも雪が降って積もるのではないか?と思って生活をしているわけですが…
今年の1月初め…早々に雪がかなり降りました…
関東で雪が積もるのは珍しいので、ちょっと積もっただけでも降った感じは十分あります。
そのため雪国からすれば大したことのない積雪量でも関東では大雪クラスです。

 

今年は昼に降って夜にやむ感じでしたが、こういう時に怖いのが…
次の日の通勤です!
(…と言いつついつもは40分かけて通勤してる道のりが雪の降ったおかげで道は大渋滞しており、帰宅に3時間を要してました。次の日の朝も注意が必要ですが、当日も十分怖いです。)


関東で雪が降ると怖いのは渋滞

雪の降った当日、会社から家まで帰宅に3時間を要する…
これは次の日もかなりの渋滞をするものだろうという個人的予想を立て、朝はいつもより1時間早く起床して1時間早く出ると心に決めました。

 

結果早起きはしたものの…
結局ダラダラしてしまい、出発はいつもの30分前に…

 

まあでも30分早く出れば大丈夫だろう…
そして注意しなければ国道とか交通量の多い道は滑ることもないだろうけれども…
細かい道は雪がかなり残っているので注意しなければならない…
気をつけて会社に向かわねばと心に近い家を後にしました。


じ…事件が…家出てすぐに…

そんなこんなでいつもより30分は早く出ています。
まあまあ30分早く出れば十分に間に合うだろうと思って出発したところ…

 

早々にはまって動けなくなっている軽自動車があり、細い道で渋滞を作っていました。

 

こ…
これは…
ほっとくと確実に遅刻するやつ…

 

しょうがないのでいったん車を家に置きに行き、歩いてその軽自動車に駆け寄りました。
軽自動車には初老の女性が運転席に乗っており、同乗者はいない状態です。
この時点で後続の待ち状態の車から軽くクラクションを浴びております。


とりあえず救出活動開始

はまっている車に駆け寄り、運転席に座っている女性に声をかけます。

 

「大丈夫ですか??」
私は運転席に座っている初老の女性に紳士的に?話しかけたところ、その女性は私に結構大きな声で…

 

「息子が電話に出ないのよ!!!」

 

え…いきなり?
まあまあ息子さんの電話応対については私にはどうしようもないですよね(笑)

 

状況的には近所の方が雪かきをして、そのかき集められた雪の小さい山に乗り上げて動けなくなってしまったようです。
この女性が乗っている軽自動車のタイヤがこれでもかってぐらいはきぶしておりまして…
「溝がないようなタイヤで出かけないでください。車検受けてる?」
…と心の中でツッコミを入れておりました。

 

とはいえこの人の車が動かないと自分は出勤できません。
しょうがないので脱出のお手伝いを開始です。
家からスコップをもってきて、軽自動車のスリップしてるところの雪を掻いていきます。

 

この女性…
まったく運転席から出てきません。
どうやら自分が渋滞を作ってしまっていることに自覚がないようです。
そのうえ、雪を掻いている途中、合図なしにいきなり車を動かそうとします。
普通に危ない…


塩?え…しおぉぉぉ!?!?

そうこうしてるうちに近所の方が出てきてギャラリーも増えてきました。
そんな中、私もさりげなく独り言を漏らしてしまいました。

 

「こんな時に塩があればな…」

 

ちなみにここで私が思い描いたのは融雪剤の塩化カルシウムのことで、欲しかったのは5kg以上の袋に入ったものになります。

 

ギャラリーの中の、私の独り言を聞いた一人のおば様が自宅へと入っていきました。
しばらくすると自宅から出てきたおば様は、雪を掻いている私の肩を勢いよくたたいてきます。そして…

 

 

「塩!持ってきたよ!!」

 

 

自信に満ち溢れた顔で掲げたものは…

 

食卓塩…
しかもかなり小さい…
その上半分以上使っているものになります。

 

ま…マジかよ…
この食卓塩を使ってオレにどうしろと…?
いや…これはオレが不用意に言った言葉に対して、おば様が善意でしてくれたこと…
邪険にはできない…

 

「あ…ありがとうございます!!」
私がお礼を述べると…

 

「いいのよ〜別に〜!」
…と満足そうに返事をしてくれました。

 

そんなことがありましたが最終的には、ある程度雪を掻いた状態で、渋滞の2番目に待っていた車に乗っていた男性が一緒に軽自動車を押してくれて、何とか危機を脱出することができました。

 

ちなみに軽自動車の初老の女性は一度も降りることなく、お礼も言わずにその場を走り去りました。
というか渋滞待ちしてた車の方々の方が、私を見るなり窓を開けてお礼を言ってくれたり、手をあげてくれたりと…
みんな優しかったです(^^♪

 

そして私はこの日…
当然ながら遅刻をするというね…
まあ…遅刻理由を聞かれたときに食卓塩の話をしたら笑い取れたから良しとしよう(笑)