不審者に間違えられると心が痛むので、間違えられないようにするためには…

不審者に間違えられると心が痛むので、間違えられないようにするためには…

私は以前都内に住んでいた時、駅からの帰り道、何度不審者と思われたことか…不審な事をまったくする気がないのに不審者と思われるのは心外ですし、正直へこみます。そんな経験をした私が真剣に不審者に思われないようにするにはどうしたらいいかを考えてみました。

よく不審者と誤解される?

これは都内に住んでいたころの話になりますが、私はよく駅からの帰り道に、女性から「不審者」と思われていたと思います。

 

ここ最近は都内ではなく主に車で移動が前提の地域に住んでいるので、「不審者」と思われることもなくなりましたが、当時の私は真剣に悩んでおりました。

 

ただただ家に帰るために歩いているだけ不審者と思われる…
正直なところかなりへこみます。
自分が世の中から忌み嫌われる存在なのかもしれないと思うほどにへこんでました。

自分が不審者だと誤解された原因を考えてみた。

自分自身の事なので、もしかしたら気が付いてない部分もあるかもしれませんが、私が客観的に思う点は下記の通りです。

 

  1. 顔がいかつい
  2. 地味な色の服が多い
  3. 足音が大きい

 

…などが思いつくところです。

 

顔がいかつい…に関しては正直自覚があります。
自分としては毎日見ている顔なのでさすがに怖いという事はないです。

 

しかし人生を振り返ると、何度か女性に「キャー」と驚かれた事がありますし、友人から再三にわたり「いかつい」だの「怖い顔してる」だの言われ続けているので、さすがに自分の顔が怖いという自覚が芽生えました(笑)

 

ちなみにここ数年は「いかつい」とか「怖い」とか言われることはなくなりました。
加齢によって目が二重になったことと、いかつい顔をごまかすために眼鏡をかけるようにしているので、少し軽減されたものと思われます。

 

地味な服が多いに関しては…
夏服に関してはそこまで地味な服装とまでは言わないのですが、冬服に関しては完全に地味ですね(笑)
というか黒かこげ茶ばかりですww
黒っぽい服の男性が夜道に歩いていると不審者と思われても仕方がないのかもしれません。

 

足音が大きいに関して…
私は足音が大きいというよりは歩き方に癖があり、かかとが地面に擦れるように歩きます。
そう…靴の買い替え時にはいつもかかとがすり減ってしまって買い換える感じです。

 

かかとと地面が擦れる音…
夜道でその足音を聞くと、女性からすれば不審者の足音に聞こえるかもしれません。

私が不審者と思われた事例

私もちょっとしたことでは「不審者と思われている?」とまでは思いません。
前を歩いている女性がこちらをチラチラ見て早歩きになり、またチラチラ見てくるぐらいなら、まだセーフラインというか…「不審者と思われてるかも?」ぐらいでへこみはしないです。

 

では具体的にへこんだ事例を見てみましょう。

 

前を歩いている女性がおもむろに電話をかけだして、「あ…もしもし〜!今変な人につけられてるんだけど〜」と言われたとき

 

これはめちゃめちゃへこみました。
変な人という言葉が聞こえ、周りを見渡すと私しかいません。
しかも電話越しの相手に私をチラチラ見ながら私の特徴を電話の相手に伝えていきます。

 

ええ…へこみ度がマックスゲージに近かったです(笑)
だがしかし…時間がたつにつれて怒りがこみ上げてきます。
ただ歩いているだけ…しかもその女性と帰路がかぶってから1分後に電話しています。
にもかかわらず私を変質者扱い…

 

なんで私がこんなに不快な思いをしなければならないのか…
そしてこの怒りをどこにぶつけたらいいのか…

 

私は歩く速度を倍近くまで上げます。
女性との距離がどんどん近づいていきます。

 

それに伴って電話で話している女性も…
「やばい…へんな人近づいて来る!」
…と電話の相手に伝えます。

 

その声が聞こえながらも私は歩く速度を緩めません。
女性も「やばいって!やばいって!!」
…と話しています。

 

女性は本当に恐怖を感じていたのか、私が女性に最大に接近した瞬間に黙ってしまいました。
私はその黙った女性を見ることなく、平然と、そして紳士的に、歩く速度を変えることなく追い越しました。

 

女性「…普通に追い越されたわ…(小声)」
電話越しから爆笑の声が聞こえます(笑)
※私は耳がいいです。

 

なんですかね…
このやってやった感(笑)
その爆笑の声を聴けただけで私の気持ちは非常にすっきりしました!

 

多分その笑い声には、私が変質者ではなかったという思いが込められていたように思いますが、何より私が意地でとった行動で見ず知らずの方から笑いが取れたというのがちょっとうれしかったのかもしれません。

 

 

防犯ブザーを鳴らされたとき

状況的には先程の話とほぼ一緒です。
前を歩いている女性がこちらをチラチラ見てきています。多分不審者ではないかと疑っていると思われます。
私は不審者と思われるのも嫌だったので追い越す作戦を取りました。

 

歩く速度を上げてどんどん女生との距離を詰めます。
そして追い越そうと女生と並びかけた瞬間…女性は何かを引っ張りました。

 

ピピッ…ピピッ…ピピッ…ピピッ…

 

ものすごい大きい音が鳴りだします。
私はこういういきなり大きな音にかなり弱いです。
海外のホラー映画とか苦手なタイプで、思いっきりビクッとしました(笑)

 

まさか…
たかが後ろから追い越そうとしただけで防犯ブザーを鳴らされるとは思わなかった…
そんなに不審者に見えたって事か…

 

とりあえず驚き、へこみはしたものの一瞬で冷静さを取り戻し、少し横目で女性を見るもののそのまま追い越して歩いていきます。

 

もう十分誤解が解けてもいい距離まで離れたものの、一向に防犯ブザーが鳴りやみません。
気になって振り返ってみると女性がしゃがんでいます。
どうやら防犯ブザー落とした?

 

困っているようなので声をかけようと思ったのですが、そもそも不審者と思われているのに声掛けたら追い越し作戦台無し…
と思ってそのまま家に帰ろうとしました。

 

するとガラガラガラと窓が開く音が聞こえ、図太いおじさんの声で…
「うるせぇーなッ!!今何時だと思ってやがる!!」
と怒鳴る声が…
しかもそのおじさんは怒鳴るとすぐに窓を閉めるという…
軽く怒鳴り逃げ?のような感じです。

 

ええ…今は夜の11時30分を過ぎたあたりです。
怒鳴られた女性は怒鳴ったおじさんには届かない声で「すみません…すみません…」と謝罪していました。

 

さすがにこの女性が不憫になってきたので来た道を戻って声をかけることに…

 

私「どうかしましたか?」
女性「あ…すみません…ブザーが取れなくて…」

 

どうやらブザー本体を側溝に落としてしまったようで、その側溝にはグレーチング(側溝用の鉄の網のようなもの)があるため手で取ることができないようでした。

 

試行錯誤してその防犯ブザーを取ることに成功して何とか音を止める事が出来ました。
これで怒鳴ったおじさんも安眠できることでしょう。

 

女性「すみません…ありがとうございます。誤って防犯ブザーを鳴らしてしまって…」

 

…と申されておりますが私はその時、「どーせ私は不審者っぽく見えますよ!」と心の中で思っておりました。

 

今回の件で一つ思ったことが、防犯ブザーが鳴っても誰かが助けに来るわけではない…
あくまで相手への威嚇になるという事を学習しました。
ビクッてなっちゃったし(笑)

不審者と思われないようにするには…

そもそも不審者と思われるという事は、相手が危害を加えられるかもしれないという警戒心があるために発生してしまう事です。

 

つまりは危害が及ぶと思われなければいい…
いくつか試してみて、効果があったのは下記の2つです。

 

・電話で通話しながら歩く
・買い物を持っている。

 

個人差はあるかもしれませんが、この2つの効果が抜群でした!
まあそうですよね!
電話しながら人襲う人は稀でしょうし、これから人襲うと思っている人が買い物帰りとかありえないですもんね!!

 

ちなみに通話の方はこちらを見られることすらありません。
買い物袋に関しては一度チラ見されるけれど、その後警戒する様子もなかったです。

 

他にも不審者と思われない方法はいくつもあるのかもしれませんが、わざわざ不審者と思われないために歩き方を矯正したり、服装を変えたりまではしませんでした。
そういうところまでこだわればもっと効果があったのかもしれません(笑)